1月22日(土)、エコギャラリー新宿にて、JELF温暖化訴訟プロジェクトチームの主催で「気候変動シンポジウム」を開催しました。
第1部では、「気候変動と正義の課題」をテーマに、アメリカの環境法律事務所であるアースジャスティス(Earthjustice)所属の、サラ・バート(Sarah Burt)弁護士より、温室効果ガス排出に対するアメリカにおける取り組みと課題について、約1時間にわたって講演をいただきました。
第2部では、「温暖化問題に取り組む環境NGOからの報告」として、NPO法人・ツバルオーバービューの遠藤秀一代表理事より、南太平洋の島国であるツバル国の現状についてご紹介いただきました。美しい珊瑚礁の海に囲まれた島国が、温暖化により深刻な危機に瀕していることを、多くの方が知ることとなりました。
また、ツバル国の留学生の方から、ツバルの現状と気候変動について、多くの日本の皆さんにもっと理解を深めて欲しい、とのメッセージをいただきました。
第3部では、「我が国における気候変動訴訟の準備状況」として、温暖化弁護団の和田重太弁護士が、現在JELFが取り組んでいる地球温暖化訴訟について、温暖化被害の現状、CO2削減目標、法的構成等それぞれの側面から説明を行いました。
大きく新聞報道もされたシンポジウムは、予想を上回る満員の盛況のうちに終了しました。
これをきっかけに、気候変動問題についての理解を深めていただければ幸いです。