JELFについて

JELF（ジェルフ、正式名称；日本環境法律家連盟）は、1996年に設立され、2014年現在、約480名の弁護士が加入しています。環境問題は、人が人として生きていくために必要な環境が人の手によって破壊されるところから生ずる社会問題であり、人間の手によって解決されるべきであるとの認識のもと、「環境的正義(environmental justice)の実現」を活動理念としています。
JELFに所属する弁護士は、自然破壊、公共事業問題、廃棄物汚染問題、原発問題など、全国各地で発生する環境事件に、法的専門知識を活用して取り組んでいます。現在は、世界各国の環境法律家と連携して国際的な環境事件にも力を注いでいます。
さらに、個別の事件処理にとどまらず、廃棄物処理法、河川法、環境アセスメント法等の環境関連法の改正問題や、地球温暖化問題といった、法政策上の課題についても、積極的に提言を行うなどの取り組みを行っています。
出版物としては「環境と正義」を年10回程度発行しており、環境事件に関する最新の情報を提供しています。同紙は、多数の研究者や実務家の協力によって発行され、国内の環境情報誌として非常に高い水準にあるものとして、関係者から高い評価を受けています。
また、メールマガジンを通じた環境関連情報の提供も行っています。

●JELFについて詳しくは、こちら

JELF関西支部について

JELF関西支部では、JELF本部と連携して事業を行っています。とりわけ、環境問題に取り組むヒューマンパワーや支援の輪を絶やすことなく現在から将来につなげていきたいとの思いから訴訟だけでなく、信託・相続サポート事業や若手法律家の育成・支援事業にも特に力を入れています。
（2014年4月より、ＪＥＬＦ大阪支部からＪＥＬＦ関西支部に名称が変更されました）

活動紹介

環境事件への取り組み

※JELF関係の事件のうち、関西支部所属の弁護士が取り組んでいる主な事件です。

NPO・社団・財団法人のサポート

従来の公的な主体によっては対応しきれない様々な社会問題を解決するため、多くのNPOやNGOが、それぞれの分野で重要な役割を担っています。
これらの団体の中には、会員の財産管理や寄付の受け入れなどにあたって、法的サービスを必要としながらも、財政的な制約などの理由から、会員に対して十分に提供できていない場合が多く見受けられます。
JELF関西支部では、こうした団体と提携して、必要最小限の費用で法的サービスを提供することで、環境問題をはじめとする社会問題を解決する下地を作っていきたいと考えています。

相続・信託サポート事業　〜未来にあなたの想いが遺(のこ)ります〜

「自分のお金を社会貢献のために役立てたい」、「自分の遺産を社会のために役立てたい」と考えてはいるものの、自分の望むような形でお金が生かされるのかわからない、あるいは、財産管理や相続の手続きが難しい、などの理由で二の足を踏んでしまう、という声が多く寄せられます。
JELF関西支部では、このような方々の声におこたえするため、NPO・NGO支援の一環として、必要最小限の費用で弁護士や税理士等の専門家をご紹介しています。
単なる法的サービスにとどまらず、「自分の想いが後世に残る」形で財産を生かしたいと考える方に、JELF独自の提案をさせていただきます。

●サポート事業の特色については、こちら
●相続サポート事業について詳しくは、こちら
●信託サポート事業について詳しくは、こちら

若手法律家の育成・支援事業

ロースクール生・修了生・司法修習生・環境問題に取り組む若手弁護士が集まって、共に学び、意見交換することで、将来、一緒に環境問題に取り組む仲間をどんどん増やしたい！そんな思いから、環境法を勉強中、あるいは勉強してみようかと思っているロースクール生、卒業生の皆さんを対象とした勉強会を、年数回開催しています。
この勉強会は、環境問題に取り組む弁護士による環境事件最前線の話あり、新司法試験も意識した解説講義あり、受験体験報告あり、懇親会ありという盛り沢山の内容で、毎回大好評の企画です。

また、新司法試験の環境法選択者や実務で環境法を学習する方を応援するため、JELFの実務家会員が中心となって作成した『環境法論点集』を希望者に配布したり、環境法の答案練習会(模擬試験)を無料で実施したりしています。

●環境法論点集サンプルは、こちら