5月12日、三井住友海上大阪淀屋橋ビル・大ホールにて、環境セミナーが開催されました。
JELF大阪とJEO(全国環境対策機構)、TSB(トータルサポートブレインズ)の共催で企画された本セミナーは、今年1月に発足した一般社団法人JEOの設立披露を兼ねて行われました。
参加者は、弁護士・司法修習生や、環境対策に関心のある企業の担当者など、100名を超える出席者で盛況となりました。
最初に、JEOの辻正夫・代表理事より、「持続可能な社会を未来へ受け継ぐ」というJEOの設立趣旨の説明を行いました。
続いて、第1部講演として、日本熊森協会会長・森山まり子氏をお迎えして、「クマたちが棲む、豊かな森を次世代へ」をテーマに、ご講演をいただきました。
日本の森林で今何が起きているのか、大型動物の保護という視点を通じて、自然環境保護とナショナルトラスト運動についての興味深い講演をいただきました。
第2部講演は、立山環境経営オフィス代表・立山祐二中小企業診断士をお迎えして、「地球温暖化と中小企業の役割~環境に配慮すると自然災害にも強くなる~」をテーマに、ご講演をいただきました。
主として中小企業を対象に、法改正や取引上のつきあいでやむを得ずではなく、積極的に環境対策を進めていくことの意義とメリットを、豊富な例をひきつつ、発想の転換をすることの重要性について、わかりやすく解説していただきました。
最後に、JELF大阪支部長であり、JEO理事でもある池田直樹弁護士(関西学院大学法科大学院教授)から、東日本大震災をきっかけに、自然と共存できる社会を構築することが今後ますます重要になっており、本セミナーを、多くの人が環境への問題意識をもつ機会にしていただきたい、との挨拶で閉会となりました。
「持続可能な社会の構築」は、JELF・JEOだけでなく、多くの団体で共通する理念です。
JELF大阪では、今後も様々な団体との協力関係を築いていきたいと考えています。
引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。