4月23日(土)、あすなろ法律事務所会議室で、震災問題市民学習会を開催しました。
当日は雨にもかかわらず、NPOの方をはじめ、研究者、ロースクール生、ジャーナリスト等約40名の参加があり、会場は満員の盛況でした。
会の進行は、まず前半では、3部構成で設定したテーマにしたがって、JELF大阪の弁護士が、問題提起を兼ねた講演を行いました。
第1部は、大阪支部長・池田直樹弁護士(大阪弁護士会・関西学院大学司法研究科教授)から、「東日本大震災と廃棄物の処理~環境の視点からの問題提起」をテーマに講演しました。
第2部は、藤原智絵弁護士(大阪弁護士会)が、「福島第一原発からの放射性物質による土壌汚染~生じうる様々な問題点と今後の対策・救済方針を考えるために~」をテーマに講演しました。
第3部では、室谷悠子弁護士(大阪弁護士会)から、「震災と自然、生態系」をテーマに講演しました。
続いて、後半は、フリーディスカッションの時間とし、参加された皆さんから問題提起と貴重なご意見をいただきました。
また、上智大学法学部・法科大学院の北村喜宣教授より、現地で取材した写真を参照しながら、被災地の現状と今後の問題についてご紹介いただきました。
今回は緊急企画であり、環境NPOの参加を呼びかけるという、JELF大阪として初めての試みでしたが、各部門のエキスパートの方々が、様々な立場で活躍されていることを知る、貴重な機会となりました。
今後は、NPO・NGOとの連携・協力関係をつくりあげていきたいと考えています。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
震災と環境問題については、JELFの継続的な課題として取りあげていく予定です。
なお、来月14日には、原発とエネルギー政策をテーマにシンポジウムを行います。こちらもぜひご参加ください。
日時:5月14日(土)
場所:大阪弁護士会館10階会議室
問い合わせ先:日本環境法律家連盟事務局(担当;三石)
TEL:052-459-1753 FAX:052-459-1751
Mail:jelf@green-justice.com