「石原産業フェロシルト事件」は、刑事事件だけでは全容解明も責任の明確化も不十分だとするグリーン株主が、歴代取締役に対して、会社に生じた損害を賠償するよう求めて2007年に提訴した株主代表訴訟です。
5年余にわたる裁判の末、2012年6月29日、大阪地裁は、石原産業株式会社の製品フェロシルトの製造・出荷に関わった元取締役ら3名に対して、それぞれ485億円、254億5050円、101億8020万円の損害を石原産業に対して支払うように命じました。
JELF弁護団は、企業の環境規制に対する法令遵守(コンプライアンス)の重要性について、声明を出しています。