日本環境法律家連盟(JELF)では、環境学習支援の一環として、
学習に役立つ環境関連書籍をご紹介しています。
今回は、名古屋で開催中の生物多様性条約締約国会議(COP10)に関する
書籍をご紹介します。
9月15日刊行
『生物多様性というロジック―環境法の静かな革命』
著者:及川敬貴(おいかわ ひろき)(横浜国立大学大学院准教授)
定価:2310円(税込) 200頁
A5判 並製
2010年9月15日 第1版第1刷発行
勁草書房刊
ISBN978-4-326-60231-5
ロジックの台頭は世界をどう変えるのか。生物多様性戦略は画餅にすぎないか。
COP10後の日本社会を見据え、法制度の創造的活用を説く。
(内容)
生物多様性というロジックは、社会の基盤たる法制度にどのように投影されているか。
この理解なしに、今後の社会のあり方を論じることはできない。
法の意義から具体的な地域戦略策定の手法まで、わかりやすく説く本書は、
「制度生態系」や「環境の司令塔」など最先端の議論も展開。
企業やNPO、自治体関係者も必読の“市民のための専門書。”
★環境法に関心のあるロースクール生・学部生に、特にオススメ!★
・ EpisodeやQuestionつきで、「白熱教室」顔負けの面白さ・分かりやすさ!
試験対策自習用としても最適!
・生物多様性というテーマを切り口として、法制度という仕組み、環境法の全体像が把握できる。
・近い将来、環境法曹として活躍するための政策提言能力も養える。
全国の書店でも好評発売中!
目 次
はじめに
本書の特徴
第1章 生物多様性とはなにか
第1節 生物多様性とはなにか
第2節 生物多様性プラットフォームの誕生
第2章 生物多様性はルールにできるのか
第1節 制度生態系の成立
第2節 進化する自然保護法―生物多様性の保全
第3節 環境法化する諸法
第3章 ロジックは世界をどう変えるか
第1節 生態リスク管理と自然再生
第2節 衡平性の確保―ABSとSATOYAMA(里山)
第3節 生物多様性の確保と「司令塔」
第4章 なぜ戦略をつくるのか
第1節 日本の生物多様性戦略
第2節 ニュージーランドの地域戦略
第3節 地域戦略の技法─資源創造と参加型生物多様性評価
付録:関連法令情報について
読者のみなさんへ
索引
◆問い合わせ先
(株)勁草書房 編集部
長谷川佳子 Yoshiko HASEGAWA
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